2020年第133回G2目黒記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

京都新聞杯優勝馬ステイフーリッシュがトップハンデを背負う今年の目黒記念。これといった本命不在の中、出走登録馬の中か注目馬をピップアップし馬券になるか分析します。

 

2020年目黒記念の注目馬を分析!

 

目黒記念の特徴

G2目黒記念は第2回東京開催12日目、日本ダービー終了後に行われる芝2500mの古馬混合ハンディキャップ戦です。優勝馬にはオーストラリア芝2400mのハンディキャップG1コーフィールドカップの優先出走権が与えられます。

現在の東京競馬場の前身である目黒競馬場を記念して設けられたレースであり、現在JRAで開催される重賞で最も古い歴史を持つレースです。開催時期が何度か変わっていますが、2006年より日本ダービーと同日開催が続いています。

2500mという長距離重賞であり、目黒記念以降2400m超の重賞が秋競馬までありません。ステイヤーにとっては春の最終戦です。

 

目黒記念と馬券の傾向

人気と馬券

過去10年で

1番人気 1勝2着2回3着2回、連対率3割、複勝率5割

2番人気 0勝2着1回3着0回、連対率1割

3番人気 2勝2着0回3着1回 連対率2割、複勝率3割

1番人気はまずまず馬券になるものの、ハンディキャップ戦らしく2、3番人気はあまりあてになりません。かと言って2桁人気が馬券に絡んだのは4回しかないので荒れるレースというわけでもありません。他のレースに比べ5~9番人気の馬が馬券に絡みやすく、実績より調子が重視されます。

 

斤量と馬券

ハンディキャップ戦らしく51kgの軽ハンデから、58kgのトップハンデまで満遍なく馬券に絡みます。

 

前走と馬券

過去10年で前走が重賞だった馬の優勝は4度しかなく、その内2回は同じハンディキャップ戦の新潟大賞典。3着以内の馬でも前走重賞だった馬は全体の4割しかおらず、実は格下でも十分馬券になるレースです。

オープン、3勝クラスからの挑戦であれば前走の人気が7番人気以内、着順は5番以内が理想。ほとんどの馬が前走の人気より着順が上です。

 

血統と馬券

東京の直線が長いのでディープインパクト、キグカメハメハ、ステイゴールド、ハーツクライなど長くいい脚を使える種牡馬が台頭します。母の父ではトニービンやサンデーサイレンスなど東京の2000~2400mに実績のある種牡馬を持つ馬が上位に来ています。

 

性齢と馬券

4歳   2勝2着2回3着3回

5歳   3勝2着7回3着1回

6歳   2勝2着1回3着2回

7歳以上 3勝2着0回3着4回

基本的に5歳馬が中心。ただし7歳以上の高齢馬の優勝3回、3着4回と気を吐いています。これらの高齢馬は過去重賞で優勝している馬以外、54kg以下の軽ハンデ馬が馬券に絡んでいます。

尚、牝馬は過去10年で2着が1回あるのみ。完全に牡馬偏重のレースです。

 

目黒記念のレース及びコースの攻略法

東京芝2500mコースを使用。スタートはスタンド手前のゴール前直線の坂の下から。スタートから第1コーナーまで直線が400m近くありポジション争いはスムーズ。しかも長距離レースに該当するため全体的に時計は早くなりません。

最後の直線が長いため差し・追い込み馬が有利。過去10年で逃げ馬の優勝は無く、2着が1回あるのみ。馬券に絡んだ馬の2/3は第4コーナーを回った時に5番手以下。ホームストレッチからスパートに入るためここから持久力勝負。上がりが33秒台で決着することはほとんどなく、34秒台で長くいい脚を使う馬が大多数を占めます。

 

過去10年の目黒記念入賞馬のデータを見たい方はこちら

 

2020年 目黒記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 タイセイトレイル ハーツクライ 牡5 M.デムーロ ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) シンボリクエスエス 56kg 田中成奉
1 2 ノーブルマーズ ジャングルポケット 牡7 高倉稜 タガミファーム
宮本博 (栗東) Silver Hawk 56kg 吉木伸彦
2 3 ポポカテペトル ディープインパクト 牡6 北村友一 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Mr. Greeley 55kg 金子真人H
2 4 アイスバブル ディープインパクト 牡5 D.レーン ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) キングカメハメハ 55kg 金子真人H
3 5 キングオブコージ ロードカナロア 牡4 横山典弘 白老ファーム
安田翔伍 (栗東) Galileo 54kg 増田和啓
3 6 メートルダール ゼンノロブロイ 牡7 浜中俊 ノーザンファーム
戸田博文 (美浦) Silver Hawk 56kg キャロットファーム
4 7 ミュゼエイリアン スクリーンヒーロー 騙8 横山和生 社台ファーム
黒岩陽一 (美浦) エルコンドルパサー 54kg 菊地祐司
4 8 アフリカンゴールド ステイゴールド 騙5 福永祐一 ゴドルフィン
西園正都 (栗東) Gone West 55kg ダーレー・ジャパン・F
5 9 サトノクロニクル ハーツクライ 牡6 武藤雅 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) Intikhab 56kg サトミホースカンパニー
5 10 ミライヘノツバサ ドリームジャーニー 牡7 木幡巧也 諏訪牧場
伊藤大士 (美浦) シルバーチャーム 56kg 三島宣彦
6 11 ステイフーリッシュ ステイゴールド 牡5 坂井瑠星 社台ファーム
矢作芳人 (栗東) キングカメハメハ 57.5kg 社台レースホース
6 12 ゴールドギア ロードカナロア 牡5 三浦皇成 三嶋牧場
伊藤圭三 (美浦) ゼンノロブロイ 53kg 有馬博文
7 13 ウラヌスチャーム ルーラーシップ  牝5 松山弘平 ノーザンファーム
斎藤誠(美浦) フジキセキ 54kg (株)G1レーシング
7 14 パリンジェネシス タートルボウル 騙6 石橋脩 レイクヴィラファーム
清水久詞 (栗東) メジロライアン 54kg キャロットファーム
7 15 バラックパリンカ ノヴェリスト 牡4 和田竜二 社台ファーム
平田修 (栗東) ジャングルポケット 54kg 社台レースホース
8 16 オセアグレイト オルフェーヴル 牡4 C.ルメール IHR
菊川正達 (美浦) Bahri 55kg 下屋敷牧場
8 17 ボスジラ ディープインパクト 牡4 武豊 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) 国枝栄 (美浦) 54kg 市川義美H
8 18 ニシノデイジー ハービンジャー 牡4 田辺裕信 谷川牧場
高木登(美浦) アグネスタキオン 56kg 西山茂行

勝ち馬予想に役立つ!目黒記念の注目馬分析

ステイフーリッシュ

ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ ディクタス
ダイナサッシュ
カウアイレーン キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
シルバーレーン Silver Hawk
Strait Lane

ステイフーリッシュはG2京都新聞杯の優勝馬。新馬戦以外はすべて重賞を使われています。過去の重賞成績は18戦1勝2着4回3着5回と2回に1回以上馬券に絡んでいる計算です。ただし、馬券に絡んだのは2000~2200m。参加したレースもほとんどこの距離です。

ステイフーリッシュの父は長距離に強いステイゴールド。母カウアイレーンはマイル戦のみで5勝しオープン勝ちもある活躍馬。祖母シルバーレーンからスプリンターズステークスと安田記念を勝ったブラックホーク、NHKマイルカップ勝ちのピンクカメオがいます。基本的にマイラー血統です。

今回父ステイゴールドを付けることで多少走破距離が伸びていますが、過去の成績を見ても長めのマイラーと見るのが妥当。過去の重賞成績からトップハンデの57.5kgとかなり不利。スタミナ勝負になる東京芝2500mは適鞍とは言えません。抑えまでの評価です。

 

タイセイトレイル

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス
マザーウェル シンボリクリスエス Kris S.
Tee Kay
シンコウラブリィ Caerleon
ハッピートレイルズ

タイセイトレイルは昨年目黒記念と同じ距離・コースで行われるG2アルゼンチン共和国杯の2着馬。重賞勝ちはありませんが、本年度日経新春杯で4着、ダイヤモンドステークスで5着と掲示板に載っているように長距離が得意です。

タイセイトレイルの父は長距離重賞に強く、長くいい脚を使える産駒を多く出すハーツクライ。母マザーウェルは中央で未勝利、地方で1勝しか挙げられませんでしたが、その母はマイルチャンピオンシップをはじめ10勝を挙げたシンコウラブリイ。その子孫から重賞路線で勝ち負けする活躍馬が多数出ています。

母の父も長距離馬を多く出すシンボリクリスエス。基本的に父、或いは母の父の血が強く出ている馬で、どちらが出ていても長距離でしぶとく脚を使うタイプの馬。瞬発力に欠けるので勝ち身は遅いですが、その分長距離では堅実に走ります。

前走リミテッドクラスの東京芝2400mで3番人気。結果は0.1秒差の3着で、上がりも3番手以内と調子自体は悪くありません。ハンデも昨年2着に入ったアルゼンチン共和国と同じ55kg。東京の長い直線にマッチした差し脚も身に付けているので上位争いが可能な1頭です。

 

オセアグレイト

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート
ブルーダヌーブ Bahri Riverman
Wasnah
シンコウエルメス Sadler’s Wells
Doff the Derby

オセサグレイトは昨年夏の未勝利から3連勝。菊花賞のトライアルレース・セントライト記念では4番人気に押されましたが14着と惨敗。その後休養に入り、明け初戦の3勝クラスは楽勝。続くG3ダイヤモンドステークスでは2番人気で3着と、重賞でも勝ち負けできることを証明しています。

オセアグレイトの父は底力があり中長距離に強い産駒を多く出すオルフェーヴル。母ブルーダヌーブはアイルランド産で海外の1勝のみですが、祖母シンコウエルメスは英・愛ダービーなどG1を4勝したジェネラスの半妹という良血。

一族に皐月賞馬ディーマジェスティ、スプリンターズステークス優勝馬タワーオブロンドンがいるなど活力のある母系です。オセアグレイトはオルフェーヴルの血が強く出ており、さらにノーザンダンサーの5×5×5のクロスを持ち、父と同様に古馬になっても成長が見込めます。

前走リミテッドクラスのメトロポリタンステークスでは1番人気に押されるものの0.2秒差で5着。ただし上がりは最速で、力負けとは言えません。同レースで57kgを背負い0.1秒差3着だったタイセイトレイルと今回は同斤量。前走ではタイセイトレイルに比べ1kg軽かったので、今回は0.3秒離される計算です。脚質も基本的に先行でやや不利。

今後重賞で勝つ可能性はありますが、相手関係が強くなる今回は良くて3着までと判断します。

 

ウラヌスチャーム

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
アメジストリング フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
インフェイヴァー General Assembly
Optimistic Gal

ウラヌスチャームは前走リミテッドクラスのメトロポリタンステークスを優勝。昨年は中山牝馬ステークスで2着しています。基本的に差し馬で、500万下からクイーンステークスまで全てのレースで上がり3番手以内と末脚は堅実。ここ数戦はG2、G1と格上相手のレースだった目成績が良くなっただけ。

ウラヌスチャームの父は中長距離以上で産駒の成績が上がるルーラーシップ。母アメジストリングは1600万クラスの4勝馬で、基本的に2000m以上で良績が集中しています。

牝馬限定戦でイマイチのせい咲きなのは、マイル近辺のレースが多いため本来の適性距離が走れなかっただけ。1000万下クラスでも芝2400m勝ちがあるように、中長距離の方が能力を発揮できます。

今回は前走よりハンデが1kg軽くなるので条件はさらに有利。ただし過去10年で牝馬は1度しか馬券に委絡んでいないのがネック。連下ぐらいと考えるのが妥当でしょう。

 

ボスジラ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
ミスパスカリ Mr. Greeley Gone West
Long Legend
ブルーアヴェニュー Classic Go Go
Eliza Blue

ボスジラは昨年夏より3勝クラスまで3連勝。3戦とも2400m以上を走り、全て1番人気で上がり最速。前走阪神大賞典では3番人気でしたが、優勝馬ユーキャンスマイルに0.6秒差を付けられ6着に敗れています。ただし、同レースにもタイセイトレイルが出走しており、同馬とは0.1秒差しかありません。

ボスジラの父はディープインパクト。母ミスパスカリはクロフネの半妹で、自身は1000万クラスの馬。ボスジラの全兄にスプリングステークス勝ちのマウントロブソン、菊花賞3着のポポカトペトル、全妹はデイリー杯クイーンステークス優勝のミヤマザクラと、重賞でもそこそこ活躍します。

ボスジラの末脚を見る限りディープインパクトの血が強く出ており、今回54kgとハンデも手頃。血統的に底力がある馬ではありませんが、今回は有利な条件が揃うので勝ち負けを期待できます。

 

ミライヘノツバサ

ドリームジャーニー ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート
タムロブライト シルバーチャーム Silver Buck
Bonnie’s Poker
タムロチェリー セクレト
ミスグローリー

ミライヘノツバサはG3ダイヤモンドステークスを最低人気で優勝。前走の天皇賞では優勝馬に2.2秒も離され12着に惨敗しています。今回は天皇賞惨敗によりダイヤモンドステークスの時と同じ54kgで出走できます。

7歳馬ですが中間に適度な休養を挟んでおり、まだ24戦しかしていません。4歳時にG2AJCCで3着、日経賞で2着と本来重賞でも善戦できる実力がありながらあまり評価はされません。

ミライヘノツバサの父はG1を3勝したドリームジャーニー。その全弟はオルフェーヴルなので、血統的な能力はほぼ同じ。ただドリームジャーニーは体が小さいため思うように繁殖牝馬が集まらず、産駒の成績もあまり良くありません。

母タムロブリトは未勝利馬ですが、その母は阪神ジュベナイルフィリーズ優勝のタムロチェリー。母の父シルバーチャームは米クラシック2冠馬で、ドバイワールドカップも勝った名馬。血統内にヘイルトゥリーズンの5×5、ノーザンダンサーの5×4のクロスを持ち底力はあります。

目黒記念では重賞実績のある高齢の軽ハンデ馬の活躍が目立っています。またドリームジャーニーの父ステイゴールドも同距離を得意としているので、ここは穴馬として狙う価値があります。

 

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