2020年第70回G1安田記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

JRA史上初、8つ目のG1タイトルを狙うアーモンドアイが出走。昨年のチャンピオン・インディチャンプ、マイルG1・3勝のアドマイヤマーズ、ワールドベストホースランク1位のグランアレグリアなど、合計10頭のG1馬が参戦する今年の安田記念。

近年稀にみる豪華なメンバーが登録している安田記念の中から注目馬をピックアップし、馬券になるか分析します。

 

2020年安田記念の注目馬を分析!

 

安田記念の特徴

G1安田記念は第3回東京開催2日目に行われる芝1600mの馬齢定量戦。負担重量は3歳牡馬54kg、同牝馬52kg、4歳以上牡馬58kg、同牝馬56kg。国際競争に指定され外国調教馬の出走も可能です。

当年のマイラーズカップ及び京王杯スプリングステークス優勝馬は優先出走権を持ち、また海外調教馬は登録された馬の内レーティング上位5位までに優先出走権が与えられます。それ以外の馬は獲得本賞金順に出走が可能です。

なお、安田記念の優勝馬には同年の米国ブリダーズカップ・マイルの終戦出走権、1~3着馬には仏国ジャックルマロワ賞への優先出走権が付与されます。

秋のマイルチャンピオンシップと共に春のマイル王を決めるレースとして定着しています。マイルは短距離馬も中距離馬も出走が可能なので非常に層が厚く、豪華なメンバーが揃う一戦です。

 

安田記念と馬券の傾向

人気と馬券

過去10年の集計では

1番人気 3勝2着1回3着2回、連対率4割、複勝率6割

2番人気 1勝2着0回3着0回、連対率1割、複勝率1割

3番人気 0勝2着3回3着2回、連対率3割、複勝率5割

1番人気と3番人気の成績はまずまずも、2番人気の成績の悪さは目を見張ります。その2番人気の勝利も前年の優勝馬ストロングダーリンなので、なぜ2番人気に押されているのか注意する必要があります。

2桁人気が馬券に絡んだのは4回ありますが、優勝は無し。その内2回は共にグランプリボスによるもので父サクラバクシンオーが嫌われたため。グランプリボス自身はマイルG1朝日杯フューチュリティステークスの優勝馬なので、マイル実績がない2桁人気が突っ込んで来ることは稀です。

 

前走と馬券

前走トライアル組

マイラーズカップ    1勝2着2回3着4回

京王杯スプリングC   2勝2着3回3着1回

マイラーズカップも京王杯スプリングカップも過去10年で優勝馬がその年の安田記念を勝った例はなく2着1回が最高。むしろ前走を安田記念へのたたき台とし使って馬が馬券に絡んでおり、前走の着順より人気で見た方が馬券になります。

 

前走G1組

ヴィクトリアマイル 0勝2着2回3着0回

大阪杯       0勝2着1回3着2回

高松宮記念     1勝2着0回3着0回 

NHKマイルC        1勝2着0回3着0回

海外G1         1勝2着1回3着1回  

 

ヴィクトリアマイルの2回は共にアエロリットによるもの。前年の東京芝1600mG1NHKマイルカップを勝っているように東京マイルの巧者です。高松宮記念組の1着はロードカナロアで、短距離路線では圧倒的な力差があった馬。

大阪杯組の内2回は共にショウナンマイティで、重量で常に3着以内に入っているとう実力上位馬。他のG1からの転戦では、G1級の力がない馬がフロックで馬券に絡むことはほぼありません。

 

血統と馬券

春に同じ東京マイルで行われるNHKマイルカップやヴィクトリアマイルではディープインパクトやダイワメジャーの占める割合が多いのですが、安田記念でその傾向が無はありません。

ディープインパクト産駒の成績は2勝2着1回3着2回で占有率20%。ダイワメジャー産駒に至っては1頭も馬券に絡んでいません。

一方でミスタープロスペクター系やロベルト系の種牡馬の活躍が目立っており、ある程度パワーと粘り強さが無ければ勝ちきれないこと示唆しています。

なお、過去10年で母の父サンデーサイレンスが8頭、ストームキャットが4頭が目立っています。

 

馬齢と馬券

3歳   1勝2着0回3着0回 占有率3%

4歳   3勝2着2回3着2回 占有率24%

5歳   2勝2着4回3着3回 占有率30%

6歳   4勝2着2回3着4回 占有率33%

7歳以上 0勝2着2回3着1回 占有率10%

 

4歳から6歳までは満遍なく馬券に絡みますが、経験豊富な5、6歳ほど馬ほど馬券に絡む確率が高まります。一方で7歳以上は苦戦で、8歳馬以上の馬が過去10年で馬券に絡んだことはありません。マイルのG1は筋持久力と瞬発力の両方が問われるため、どちらかが衰えている高齢馬は不利です。

なお過去10年で牝馬の優勝は無く、2着が2回、3着1回。その2着2回がアエロリットで、3着は今年1番人気が予想されるアーモンドアイです。よほどコース適性が無ければ牝馬は馬券になりません。

 

安田記念のレース及びコースの攻略法

コーナーを2つ回る東京芝1600mのコースを使用。タートはスタンド向こう側の引き込み線からで、スタート後直線が長く、しかも下り坂なので加速が付けやすいコース設定。また東京のコーナーは径が大きく加速をつけたまま回れます。

既に開幕週から6週目と芝ややや時計がかかる状態。内より外の方が時計は早くなります。またホームストレッチが長いため、差し・追い込みが有利。過去10年で馬券に絡んだ馬の内、実に2/3が4コーナーを回った時8番手以下です。

かつては東京マイルを走り切るには、他の競馬場で1800mを勝ち切るスタミナが必要と言われましたが、近年は高速馬場偏重により短距離儀ものマイラーでも勝ちきれます。また不良馬場で無ければ時計は1分32秒を切るため持ち時計は必須です。

 

過去10年の安田記念入賞馬のデータを見たい方はこちら

 

2020年 安田記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ダノンプレミアム ディープインパクト 牡5 D.レーン ケイアイファーム
中内田充 (栗東) Intikhab 58kg ダノックス
2 2 ダノンキングリー ディープインパクト 牡4 戸崎圭太 ダノックス
萩原清(美浦) Storm Cat 58kg 三嶋牧場
3 3 ノームコア ハービンジャー 牝5 横山典弘 ノーザンファーム
萩原清(美浦) クロフネ 56kg 池谷誠一
3 4 クルーガー キングカメハメハ 牡8 石橋脩 ノーザンファーム
高野友和 (栗東) ディクタット 58kg キャロットファーム
4 5 アーモンドアイ ロードカナロア 牝5 C.ルメール ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) サンデーサイレンス 56kg シルクレーシング
4 6 インディチャンプ ステイゴールド 牡5 福永祐一 ノーザンファーム
音無秀孝(栗東) キングカメハメハ 58kg シルクレーシング
5 7 ペルシアンナイト ハービンジャー 牡6 田辺裕信 追分ファーム
池江泰寿(栗東) サンデーサイレンス 58kg G1レーシング
5 8 ケイアイノーテック ディープインパクト 牡5 津村明秀 隆栄牧場
平田修 (栗東) Smarty Jones 58kg 亀田和弘
6 9 アドマイヤマーズ ダイワメジャー 牡4 川田将雅 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Medicean 58kg 近藤旬子
6 10 ミスターメロディ Scat Daddy 牡5 北村友一 Bell Tower Thoroughbreds
藤原英昭 (栗東) Deputy Minister 58kg グリーンフィールズ
7 11 グランアレグリア ディープインパクト 牝4 池添謙一 ノーザンファーム
藤沢和雄 (美浦) Tapit 56kg サンデーレーシング
7 12 セウンコウセイ アドマイヤムーン  牡7 内田博幸 桜井牧場
上原博之(美浦) Capote 58kg 西山茂行
8 13 ヴァンドギャルド ディープインパクト 牡4 岩田望来 社台ファーム
藤原英昭 (栗東) Motivator 58kg 社台レースホース
8 14 ダノンスマッシュ ロードカナロア 牡5 三浦皇成 ケイアイファーム
安田隆行 (栗東) ハードスパン 58kg ダノックス

勝ち馬予想に役立つ!安田記念の注目馬分析

アーモンドアイ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
フサイチパンドラ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ロッタレース Nureyev
Sex Appeal

アーモンドアイは安田記念と同じコースで行われた前走のG1ヴィクトリアマイルをほぼ持ったままで圧勝。勝ち時計1;30.6は昨年レコードだった同レースの勝ちタイムと0.1秒差でしかなく、昨年の安田記念の勝ち時計より0.3秒も早い決着です。

昨年はやや遅れ気味のスタートから後方集団で待機。直線で前が止まらない中、32.4秒という末脚を駆使し勝ち馬インディチャンプとはタイム差無の首差と、スタートと位置取りが決まっていたら勝っていただろうという内容です。

アーモンドアイの父は安田記念も勝った短距離馬のロードカナロア。母はエリザベス女王杯を勝ったフサイチパンドラ。ロードカナロア自身天皇賞秋やジャパンカップを好時計で勝っているように本来は中距離馬ですが、圧倒的なスピード能力の違いでマイルもこなしている印象です。

時計や距離実績の裏付けがあり、G1を7勝している能力はここでは1枚も2枚も上手。前走追わずにレコードに0.1秒差なら、不利が無ければ優勝でしょう。

 

インディチャンプ

ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ ディクタス
ダイナサッシュ
ウィルパワー キングカメハメハ Kingmanbo
マンファス
トキオリアリティー Meadowlake
What a Reality

インデチャンプは昨年の安田記念の優勝馬で、同年秋のマイルチャンピオンシップを制し2019年のJRA最優秀短距離馬に輝いています。今年は中山記念4着、マイラーズカップ1着で本番に臨んできました。前走のマイラーズカップはトップハンデで持ったままの楽勝。格の違いを見せつけています。

インディチャンプの父は長距離馬を多く出すステイゴールド。母ウィルパワーは短距離の条件馬でしたが、その母トキオリアリティーから安田記念の優勝馬リアルインパクト母。距離適性は母系から。

インディチャンプがある程度前で競馬をし、ばてずに伸びてくるのはステイゴールドのスタミナと母の父のキングカメハメハのスピードを受け継いでいるから。血統的にパワーもあり荒れた馬場も苦にしません。昨年の安田記念も馬場のやや荒れ気味の内を通っても直線でしっかり伸びてきています。

唯一の不安点を挙げればテイゴールド産駒はレースで気性難が出やすいこと。絶好調でもポカがあります。一方でステイゴールド産駒は負けん気が強い馬が多いので、アーモンドアイと直線追い比べに持ち込めば再び勝つ可能性を秘めている馬です。

 

アドマイヤマーズ

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
スカーレットブーケ ノーザンテースト
スカーレットインク
ヴィアメディチ Medicean Machiavellian
Mystic Goddess
Via Milano シングスピール
Salvinaxia

アドマイヤマーズは朝日フューチュリティステークス、NHKマイルカップ、香港マイルとマイルG1を3勝。ここまで9戦して勝鞍6勝全てがマイル戦という生粋のマイラーです。昨年のNHKマイルカップでは1:32.4と好時計勝ちが光ります。

アドマイヤマーズの父はマイル戦に強いダイワメジャー。母ヴィアメディチはアイルランド産でフランスの芝1600mG3を優勝。その母のヴィラロマーノも同じくフランス芝1600mG3の優勝馬なので、生粋のマイラー血統と言えます。

ダイワメジャー産駒は仕上がりが早く3歳までのマイル戦は滅法強いものの、古馬のG1勝は高松宮記念優勝のコパノリチャード1勝のみ。しかも4歳春のもので、これ以降勝鞍はありません。ダイワメジャー産駒は古馬になっても高いレベルで能力を維持しますが、成長力は疑問符が付きます。

今回は香港マイル以来の実践。昨年5か月の休養明けのG3富士ステークスでは優勝馬に0.7秒差9着。長期休み明けは走らない可能性があります。今回は抑えまでの評価です。

 

グランアレグリア

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
タピッツフライ Tapit Pulpit
Tap Your Heels
Flying Marlin Marlin
Morning Dove

グランアレグリアは昨年の桜花賞馬。前年にアーモンドアイ作ったレースレコードを0.4秒上回り1:32:7で勝っています。2019年JRA最優秀3歳牝馬であり、ワールドベストホースランキングでは117ポンドと3歳牝馬で1位に輝いています。

前走は決して適距離とは言えない高松宮記念に出走。前を行く3頭でほぼ決まりといったレースをゴール直前で見えないところから飛んできて鼻差2着という離れ業をやってのけたところにグランアレグリアの能力の高さが伺えます

グランアレグリアの父はマイル戦に強いディープインパクト。グランアレグリアの末脚はディープインパクト譲りで、長い直線の東京はもってこいの舞台。母のタピッツフライは米国の芝マイルG1を2勝した活躍馬。やはりマイルでこそ真価を発揮する血統です。

昨年安田記念と同じコースで行われるNHKマイルカップでは1番人気で5着に敗れていますが、直線で前が塞がり行き場をなくしたため。決して力負けではありません。まだ底を見せていない魅力があり、良馬場で瞬発力勝負になった時は馬券に絡んできます。

 

ダノンキングリー

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
マイグッドネス Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Caressing Honour and Glory
Lovin Touch

ダノンキングリーは芝1800mの重賞を3勝。まだG1勝こそありませんが、皐月賞3着。ダービー2着、大阪杯3着とG1勝利まであと1歩の馬。昨年毎日王冠で並みいるG1馬を相手に優勝し、マイルチャンピオンシップで2番人気。しかしインディチャンプに0.4秒及ばす5着に敗れています。

ダノンキングリーの父は大種牡馬ディープインパクト。ダノンキングリーの切れる末脚はディープインパクト譲り。母マイグッドネスはアメリカの1勝馬ですが、その母カレッシングは米ダート中距離G1馬。

ダノンキングリーの半兄ダノンレジェンドはJBCスプリントなど地方で9勝を挙げており、また近親にも米ダートG1馬ウエストコーストがいるように、母系は活力と底力を秘めています。

ダノンキングリーの場合、父ディープインパクトと相性の良いストームキャットの血が母系にあり、スピードとパワーを強化した格好。父ディープインパクト、母の父ストームキャットの組み合わせは3年前にサトノアラジンが安田記念を優勝しています。

前走1番人気に押された大阪杯では掛かってしまい本来の競馬ではない逃での結果のもの。それでも0.1秒差3着に粘っているので能力が高いことは確か。今回は1800mで2勝を挙げている直線の長い東京コースなので、本来の末脚を活かせる舞台です。

唯一の不安はマイル戦での時計が無いこと。基本的に末脚勝負に徹し、過去のG1は負けても全て0.4秒以内と堅実です。馬券には入れておきたい馬です。

 

ダノンプレミアム

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
インディアナギャル Intikhab Red Ransom
Crafty Example
Genial Jenny デインヒル
Joma Kaanem

ダノンプレミアムは2017年の朝日杯フューチュリティステークスの優勝馬。他にもG2優勝が3度あります。昨年の天皇賞ではアーモンドアイに2着、マイルチャンピオンシップではインディチャンプに2着と、今回の人気2頭に先着を許しています。

ダノンプレミアムの父はディープインパクト。母インディアナギャルはアイルランド産で米マイルG3を2勝した活躍馬。ダノンプレミアムの場合、血統内にヘイルトゥリーズンの4×5、ダンジグの5×4、ノーザンダンサーの5×5を持ち、これが全体の競争能力を引き上げている模様。

良績は1600~2000mに偏っており、長めのマイラー。昨年のマイラーズカップで1:32.6の持ち時計がありますが、安田記念の勝ち時計をクリアするにはもう少時計を詰める必要ります。また基本的に前で競馬をするため、今回も前回負けた2頭の目標にされる可能性大。来ても3着まででしょう。

 

ノームコア

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili
Penang Pearl Bering
Guapa
クロノロジスト クロフネ フレンチデピュティ
ブルーアヴェニュー
インディスユニゾン サンデーサイレンス
ラスティックベル

ノームコアは昨年のヴィクトリアマイルをレコードで優勝。前走連覇を狙ったヴィクトリアマイルでは優勝馬アーモンドアイに0.7秒差を付けられ3着と圧勝されています。上がりは33.2秒と2番時計でしたが、アーモンドアイはそれより前で競馬をして32.9の一番時計を出されては追いつけません。

ただし今回の走破時計1:31:3は安田記念の平均的な勝ち時計より早く、今回1kg斤量が増えても計算上は1:31;5と時計の裏付けはできます。中盤に控えて常に上がり33秒台の長くいい末脚を繰り出せるのは魅力です。

既にアーモンドアイと格付けが終わり、過去10年で牝馬が馬券になったのは3度しかないというのは嫌なデータ。しかし今回人気になる馬でアーモンドアイとインディチャンプ以外は時計の裏付けがないため、パンパンの良馬場で時計勝負なら連下に突っ込んで来る可能性はあります。

 

ペルシアンナイト

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili
Penang Pearl Bering
Guapa
オリエントチャーム サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ニキーヤ Nureyev
Reluctant Guest

ペルシアンナイトは2017年のマイルチャンピオンシップの優勝馬。それ以後勝ち星はありませんが、安田記念以外のマイル重賞は常に掲示板に載っています。特に京都コースとの相性は良く、マイルチャンピオンシップは3年連続で馬券に絡んでいます。

ペルシアンナイトの父はノームコアと同じハービンジャー。母オリエントチャームはダートG1馬ゴールドアリュールの全妹で自身は芝1600~2000mを中心に4勝を挙げた1000万下クラスの条件馬。距離適性は母系の影響が強く出ています。

前走中山記念では上がり最速をマークしているように末脚は現在も健在ですが、イマイチ勝ちきれないのは母系の底力の弱さか。他の競馬場に比べ東京コースの成績は一段落ちるので、掲示板に載ることはあっても馬券に可能性は低いと考えます。

 

ダノンスマッシュ

 

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
Spinning Wildcat ハードスパン Danzig
Turkish Tryst
Hollywood Wildcat Kris S.
Miss Wildcatter

ダノンスマッシュは安田記念のトライアルレースである京王杯スプリングカップの優勝馬。れまで1200mを中心に使われ重賞3勝。前走は距離を200m伸ばし東京の長い直線を逃げて勝っているのでスプリンターとして相当力があることは間違いありません。

ダノンスマッシュの父はスプリンターのロードカナロアロードカナロアは安田記念を勝っており、今回人気のアーモンドアイをはじめ走破距離は母系に依存する傾向のある種牡馬です。

ダノンスマッシュ母スピニングワイルドキャットは米国で1勝。しかし、その母ハリウッドワイルドキャットは米ダートG1ブリダーズカップディスタフ、芝1800G1ゲイムリーハンディキャップなどG1を3勝、合計12勝を挙げた活躍馬。

母の父ハードスパンは米ダート1400mG1キングスビショップステークスの勝ち馬ですが、ケンタッキーダービーやブリダーズカップクラシックで2着しているので、血統的には距離が持たないわけではありません。

ダノンスマッシュの体格を見る限り首差しが太く、足も短めでいかにもスプリンターという馬体。ただしロードカナロア自身も体格はスプリンターで、心肺機能が強かったため安田記念を優勝しています。母系から見ても1600mまで距離を伸ばしても、急に失速することはないでしょう。

3歳時はマイル戦のアーリントンC、NHKマイルカップで5着、7着ですが、共に0.4秒差と惜敗でそれほど負けているわけではありません。今回はマイルの一級線が揃うので勝てるとは思いませんが、おそらく先行してかなり粘れるので一瞬「あっ」と思わせるレースをする可能性は十分あります。

 

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