2021年第63回G2スワンステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年スワンステークスの注目馬を分析!

スワンステークスの特徴

2021年のG2スワンステークスは第4回阪神開催7日目に行われる3歳以上芝1400mの別定戦で行われます。本来であれば京都芝1400mで開催されますが、京都競馬場改修工事のため阪神競馬場で代替開催されます。

負担重量は3歳牡・騙馬55kg、同牝馬53kg(10月開催の場合は各1kg減)。4歳以上牡・騙馬56kg、牝馬54kg。過去の重賞勝利実績により負担重量が加算され、1年内のG1勝利婆2kg増、同G2及び牝馬限定G1勝利馬・1年以上前のG1勝利馬1kg増。

国際競走に指定され、海外調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

またマイルチャンピオンシップのステップレースに指定され、JRA所属馬は1着馬に同レースへの優先出走権が与えられます。地方所属馬は同レース出走候補馬3頭までにスワンステークスへの優先出走権が与えられ、2着以内に入れば同レースへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年のスワンステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

 

2021年スワンステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 リレーションシップ ルーラーシップ 牡4 松田大作  ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) ハーツクライ 56kg 吉田勝己
1 2 サウンドキアラ ディープインパクト 牝6 松若風馬 社台ファーム
安達昭夫 (栗東) アグネスデジタル 54kg 増田雄一
2 3 ルークズネスト モーリス 牡3 幸英明 ノーザンファーム
浜田多実 (栗東) ディープインパクト 54kg 窪田芳郎
2 4 ルフトシュトローム キンシャサノキセキ 牡4 岩田望来 ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) キングカメハメハ 56kg サンデーレーシング
3 5 セウンコウセイ アドマイヤムーン  牡8 勝浦正樹 桜井牧場
上原博之(美浦) Capote 57kg 西山茂行
3 6 ホウオウアマゾン キングカメハメハ 牡3 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) アグネスタキオン 54kg 小笹芳央
4 7 カツジ ディープインパクト 牡6 浜中俊 岡田スタッド
池添兼雄 (栗東) ホワイトマズル 57kg カナヤマH
4 8 ギルデッドミラー オルフェーヴル 牝4 団野大成 ノーザンファーム
松永幹夫 (栗東) Tiznow 54kg シルクレーシング
5 9 ダノンファンタジー ディープインパクト 牝5 川田将雅 ノーザンファーム
中内田充 (栗東) Not For Sale 55kg ダノックス
5 10 クリノガウディー スクリーンヒーロー 牡5 岩田康誠 三輪牧場
藤沢則雄(栗東) ディアボロ 56kg 栗本博晴
6 11 フィアーノロマーノ Fastnet Rock 牡6 鮫島克駿 Kia Ora Stud
高野友和(栗東) Lion Heart 56kg 吉田和美
6 12 アイラブテーラー トーセンラー  牝5 藤岡佑介 中西浩一
河内洋(栗東) ダンスインザダーク 54kg 富菜牧場
7 13 ガゼボ ダイワメジャー 牡6 川又賢治 ノーザンファーム
石坂公一 (栗東) シンボリクリスエス 56kg 吉田和美
7 14 ステルヴィオ ロードカナロア 牡6 和田竜二 ノーザンファーム
木村哲也(美浦) ファルブラヴ 57kg サンデーレーシング
7 15 ビッククインバイオ キングズベスト 牝4 秋山真一郎 ノーザンファーム
牧光二 (美浦) ゼンノロブロイ 54kg バイオ
8 16 ファーストフォリオ キングカメハメハ 牝4 藤岡康太 ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) スペシャルウィーク 54kg キャロットファーム
8 17 マイスタイル ハーツクライ 牡6 横山典弘 猪野毛牧場
昆貢(栗東) フォーティナイナー 57kg 寺田千代乃
8 18 タイムフライヤー ハーツクライ 牡6 池添謙一 白老ファーム
松田国英 (栗東) ブライアンズタイム 56kg サンデーレーシング

勝ち馬予想に役立つ!スワンステークスの注目馬分析

ダノンファンタジー

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
ライフフォーセール Not For Sale  Parade Marshal 
Love for Sale 
Doubt Fire  Ski Champ 
My Little Life 

ダノンファンタジーは2018年の阪神ジュベナイルフィリーズの優勝馬。これまで16戦6勝2着1回で、重賞は他にファンタジーステークス、チューリップ賞、ローズステークス、阪神カップ勝ちがあり、重賞勝利数では実績No.1

ダノンファンタジーも父はディープインパクト母ライフォーセエールはアルゼンチン産でブエノスアイレス大賞などG1を2勝、全8勝の活躍馬。母の父ノットフォーセルもブエノスアイレス大賞を優勝しています。

昨年芝1400mの阪神カップを優勝し、次走も同じコースの阪神カップで5着と距離実績はありますが、その後高松宮記念、ヴィクトリアマイルと2戦連続で掲示板を外し、現状G1では一歩足りない存在。

また5歳以降は好走して掲示板には載るものの、重賞7戦して馬券になったのは阪神カップのみと精彩を欠いています。さらに過去10年、スワンステークスでは5歳以上の牝馬は3着が最高。前走に比べメンバーが落ちるとはいえ、マイルチャンピオンシップを目指す牡馬が相手ではやや苦しいか。抑えまで。

ステルヴィオ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ラルケット ファルブラヴ Fairy King
Gift of the Night 
アズサユミ サンデーサイレンス
ファーストクラス 

ステルヴィオは2018年のマイルチャンピオンシップ優勝馬。これまで19戦4勝2着5回3着1回3歳時にスプリングステークスを優勝し、重賞は2勝2着5回3着1回芝1400m戦は昨年京王杯スプリングカップと阪神カップで共に2着しています。

ステルヴィオの父はロードカナロア。母ラルケットは4勝の条件馬。母系はファルブラヴやサンデーサイレンスなど中距離系に種牡馬で構成されていますが、その前から続くトウショウボーイの血が強いのかマイラー気味。

今年の根岸ステークス後に喉鳴りの手術をし、さらに所属厩舎が暴行事件を起こし木村哲也厩舎から岩戸孝樹厩舎に転厩して順調さを欠いています。そのため転厩初戦の京成杯オータムハンデではトップハンデを背負い7着に敗退。ただし着差は0.4秒差なので力は健在。

今回は叩き2戦目に加え、前走より1kg減1400mは4戦2着2回の守備範囲昨年2着だったスワンステークスよりメンバーが手薄です。実績から考えても勝ち負け。

クリノガウディー

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
クリノビリオネア ディアブロ Devil’s Bag 
Avilion 
オプトライアン メジロライアン 
テンザンミズホ

クリノガウディーはこれまで25戦3勝2着2回3着2回2歳時に朝日杯フューチュリティステークスで2着し、2020年の高松宮記念では1位入線降着と、G1級の爆発力を秘めますが、いまだに重賞勝ちはありません。

クリノガウディーの父はスクリーンヒーロー。母クリノビリオネアはダートの条件馬で3勝止まり。父が早熟系のダート短距離馬を出すディアブロなので、クリノガウディーの距離適性は母系から。近親に活躍馬はいません。

血統内に爆発力と気性難を伝えるヘイローの4×4のクロスとヘイルトゥリーズンの5×5×5のクロスを持つため成績が安定しません。

新馬戦以来3年近く勝ち星から見放されていましたが、今春に岩田康誠に手綱が変わりオープン、リステッドクラスを2連勝。安土城ステークスではトップハンデの57.5kgを背負いながら中京芝1400mレコードを叩き出しています。

前走スプリンターズステークスでは6番に気も、優勝馬から0.9秒差9着に惨敗。先行してこその馬なので、後ろから行ったのが裏目に出た感じです。今回は前走よりハンデが1kg軽い56kgでの出走。レコードを叩き出した時より1.5kgも軽量です。

ただし、この馬の場合は気分が大切。上手く運べば能力的に勝ち負けも、嫌気が挿せば走りません。安定性に欠けるので抑えまで。

ルーズネクスト

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
ヴィラ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
サミットヴィル Grand Lodge
Tina Heights

ルーズネクストは今年のファルコンステークスの優勝馬。これまで7戦2勝2着3回シンザン記念でも2着に入っています。NHKマイルカップでは5番人気に推されましたが、10着に敗退しています。

ルークズネストに父はマイルG1を6勝したモーリス。ディープインパクト産駒の母ヴィラは未勝利も、祖母サミットヴィルは英国芝マイルG3の勝ち馬。ただし母系からこれといった活躍馬は出ていません。

ファルコンステークスでは1kg斤量が軽かったとはいえ、朝日杯「フューチュリティステークス勝ちのグレナディアガーズを退けており、同馬はNHKマイルカップで3着。その後古馬初対戦で実質トップハンデを背負った京成杯オータムハンデでも3着しています。

ルーズネクストは夏を休養。秋初戦の阪神芝1600mのリステッドクラスをタイム差無しで2着。優勝馬は3歳時に重賞で好走実績があり、ルーズネクストの走破時計1分32秒6は優秀です。

今回は前走に比べメンバーが強力も、前走より負担重量が1kg減56kgを背負ったファルコンステークスでは1分20秒1という好時計勝ちがあり、計算上ではクリノガウディーが作ったコースレコードと0.5秒差でしかありません。将来性を見込み勝ち負け。

ホウオウアマゾン

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
ヒカルアマランサス アグネステキオン サンデーサイレンス
アグネスフローラ
スターミー A.P. Indy
Caerlina

ホウオウアマゾンは今年のアーリントンカップを1番人気で優勝。これまで7戦3勝2着2回で、2歳阪神芝1600mレコード決着デイリー杯2歳ステークスで優勝馬レッドベルオーブに頭差2着しています。

ホウオウアマゾンの父はキングカメハメハアグネスタキオン産駒の母ヒカルアラマンサスは京都牝馬ステークスの勝ち馬で、ヴィクトリアマイルでも2着の実績。母の半弟に金鯱賞勝ちで宝塚記念、天皇賞春で2着しているカレンミロティックがいます。

前走NHKマイルカップでは4番人気も、優勝馬から1秒離され9着に敗退。アーリントンカップより馬体重が-10kgと疲れがあったと考えられます。その後夏は休養。

今回が秋初戦で、前走より負担重量が3kgも減。ただしこれまで7戦全て1600mで1400mは初血統から見てもマイル以上でより力が発揮できる配合なので距離短縮はプラスではありません。抑えまで。

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