2021年第72回G3チャレンジカップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年チャレンジカップの注目馬を分析!

チャレンジカップの特徴

G3チャレンジカップは第6回阪神開催初日に行われる3歳以上芝2000mの別定戦です。負担重量は3歳牡・牝馬55kg、同牝馬53kg(同レースが11月に施行される場合は各1kg現)、5歳以上牡・騙馬56kg、同牝馬54kg。

過去のG1及びG2の勝利実績により負担重量が加算され、1年内G1勝利馬2kg増、1年1内のG2及び牝馬限定G1、2年以内のG1勝利馬1kg増(いずれも2歳G1は除く)。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され認定馬のみ2頭まで登録できます。

過去に何度か開催時期と距離が変更になっており、2011年以前は秋初戦に、2012年から16年は年末に距離1800mで、2017年より現在と同じ年末に2000mで行われています。

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2021年チャレンジカップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ジェラルディーナ モーリス 牝3 福永祐一 ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) ディープインパクト 53kg サンデーレーシング
2 2 カツジ ディープインパクト 牡6 岩田康誠 岡田スタッド
池添兼雄 (栗東) ホワイトマズル 56kg カナヤマH
3 3 メイショウオーパス メイショウボーラー 牡6 幸英明 高昭牧場
飯田祐史 (栗東) マンハッタンカフェ 56kg 松本好雄
4 4 マイネルウィルトス スクリーンヒーロー 牡5 M.デムーロ ビッグレッドファーム
宮徹 (栗東) ロージズインメイ 56kg TC・ラフィアン
5 5 スカーフェイス ハーツクライ 牡5 団野大成 グランド牧場
橋田満 (栗東) クロフネ 56kg グランド牧場
6 6 ヒートオンビート キングカメハメハ 牡4 川田将雅 社台ファーム
友道康夫 (栗東)  ディープインパクト 56kg 社台レースホース
6 7 ペルシアンナイト ハービンジャー 牡7 岩田望来 追分ファーム
池江泰寿(栗東) サンデーサイレンス 56kg G1レーシング
7 8 マイネルフラップ ヴィクトワールピサ 牡5 国分優作 ビッグレッドファーム
梅田智之 (栗東) ロージズインメイ 56kg TC・ラフィアン
7 9 アルジャンナ ディープインパクト 牡4 武豊 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) Tiz Wonderful 56kg 吉田勝己
8 10 モズナガレボシ グランプリボス 牡4 松山弘平 谷川牧場
荒川義之 (栗東) クロフネ 56kg キャピタル・システム
8 11 ソーヴァリアント オルフェーヴル 牡3 C.ルメール 社台ファーム
大竹正博 (美浦) シンボリクリスエス 55kg 社台レースホース

勝ち馬予想に役立つ!チャレンジカップの注目馬分析

ソーヴァリアント

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
ソーマジック シンボリクエスエス Kris S. 
Tee Kay 
スーア  Fairy King 
Bold Starlet 

ソーヴァリアントはこれまで8戦3勝2着2回3着1回夏に1、2勝クラスを連勝し、前走セントライト記念では4角で抜け出すも、ゴール手前でアサマイタズラに強襲され首差2着上りはメンバー中2番目なので、優勝馬の切れ味に屈した格好です。

ソーヴァリアントの父はオルフェーヴルシンボリクリスエス産駒の母ソーマジックは桜花賞3着馬。ソーヴァリアントの半姉にディープインパクト産駒で愛知杯を勝ち、昨年の秋華賞2着、今年のヴィクトリアマイルカップ3着のマジックキャッスルがいます

姉マジックキャッスルと同じく8戦して掲示板を外したのは失格となった1戦だけという堅実派。菊花賞優先出走権をパスして臨む一戦で、姉の能力と比較すればG3くらいは突破しておきたいところ。勝ち負け。

ジェラルディーナ

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
ジェンティルドンナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ドナブリーニ Bertolini
Cal Norma’s Lady

ジェラルディーナはこれまで9戦4勝2着1回3着1回2歳時に阪神ジュベナイルフィリーズに出走していますが、この時はソダシの0.5秒差の7着。次走で惨敗したため休養に入り、夏競馬参戦で3連勝を飾りオープン入りしています。

ジェラルディーナの父はモーリスディープインパクト産駒の母ジェンティルドンナは牝馬三冠を含むG1を7勝の顕彰馬。父も母も海外G1勝ちがあり、G1計13勝の血を持つ良血馬。血統内にサンデーサイレンスの奇跡の血量4×3を持っています。

前々走、前走で上り33秒台、共にメンバー中最速という切れ味勝負の馬。8戦全て1600~1800mのマイル戦で、2000mは今回が初ただし、血統面から距離延長は問題ありません。モーリス産駒は現3歳馬がファーストクロップですが、既に海外を含めると2頭もG1馬を送り出しています。

走りからすると母の父ディープインパクトが強く、連続開催で馬場が荒れている今の阪神はやや不利。良馬場且つ、外枠で馬場が良い外目を通れれば勝ち負け。

ペルシアンナイト

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili 
Penang Pearl Bering
Guapa 
オリエントチャーム サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ニキーヤ Nureyev
Reluctant Guest 

ペルシアンナイトは2017年のマイルチャンピオンシップの優勝馬で、3年連続同レースで馬券になっている古豪。ただしマイルチャンピオンシップ優勝以降勝ち星が無く前々走の札幌記念で3着に入り、一年ぶりに馬券に絡んでいます。

ペルシアンナイトの父はハービンジャー母オリエントチャームはJRA最優秀ダートホースに輝いたゴールドアリュールの全妹で、自身は芝のマイル戦で4勝。兄弟に根岸ステークス勝ちでマイルチャンピオンシップ3着のゴールスキーがおり距離適性は母系から。

前走天皇賞秋では13番人気も7着に健闘。優勝馬から0.8秒離されていますが、走破時計は1分58秒7、上りもメンバー中2番目の33.1秒を繰り出しているように7歳馬でも一級線の力は維持しています。

ただし、好走している距離と馬場が限られており、阪神は6戦1勝2着1回で、4歳時に大阪杯で2着して以来、掲示板さえ載っていません。今回は見送り。

マイネルウィルトス

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
マイネボヌール ロージズインメイ Devil His Due
Tell a Secret
コスモフォーチュン マイネルラヴ
グレースマリヤ

マイネルウィルトスはこれまで30戦5勝2着8回3着11回長らく3勝クラスを彷徨っていましたが、この春に3勝クラス、オープンを連勝。その後重賞を3戦し、函館記念8着、札幌記念4着、前走アルゼンチン共和国杯では2着と急激に実力を付けています。

マイネルウィルトスの父はスクリーンヒーロー。ロージズイン名産駒の母マイネルボヌールは旧1000万下の4勝馬。祖母コスモフォーチュンは北九州記念を優勝しています。

稍重~不良は7戦2勝2着1回3回、また洋芝は1勝クラスで2戦し2着1回3着1回と力のいる馬場は得意。

前走で57.5kgのトップハンデのオーソリティに次ぐ56kgを背負っても2着に入るなどパワーもあり、力のいる今の阪神の馬場は有利。またオーソリティは次走のジャパンカップで2着に入り、オーソリティを基準にすればG3は勝てる能力はあります。連下で。

ヒートオンビート

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
マルセリーナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
マルバイユ Marju
Nenuphar 

ヒートオンビートはこれまで15戦4勝2着6回3着1回前々走の目黒記念で2着に入り、その時の上りは32.4秒。夏は全休で、4ヵ月の休み明けの京都大賞典では2番人気にされましたが、優勝馬マカヒキから0.6秒離され8着に敗れています。

ヒートオンビートの父はキングカメハメハディープインパクト産駒の母マルセリーナは桜花賞馬ヒートオンビートの半兄にノヴェリスト産駒のラストドラフトが京成杯勝ち、アルゼンチン共和国杯でも2着に入っているように、父の影響を受けやすい母系です。

2400m以上では8戦2勝2着4回と得意も、今回の芝2000mは新馬戦以来ただし、阪神2000mはゴール前の急坂を2度駆け上がることになるので、2400mを走り切れるスタミナとパワーが必要で本馬に有利。さらに前走は目黒記念より+14kgと明らかに太目残りです。叩き2走目で搾れていれば連下。

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