2024年第59回GⅢクイーンカップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年クイーンカップの注目馬を分析!

クイーンカップの特徴

GⅢクイーンカップは第1回東京開催5日目に行われる3歳牝馬限定芝1600mの別定戦です。負担重量は55kg。過去の獲得本賞金により負担重量が加算され、1800万円以上で1kg増。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。外国調教馬の中、重賞勝利馬は負担重量が1kg加算されます。また地方交流競走にも指定され、地方所属馬は2頭まで登録可能です。

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2024年クイーンカップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 サクセスカラー ロジャーバローズ 牝3 田辺裕信 飛野牧場
久保田貴士(美浦) Frankel 55kg 柴田実千代
2 2 サンセットビュー ドゥラメンテ 牝3 三浦皇成 千代田牧場
新谷功一(栗東) Tapit 55kg 飯田貴大
3 3 アルセナール エピファネイア 牝3 C.ルメール ノーザンファーム
木村哲也(美浦) ダイワメジャー 55kg キャロットファーム
4 4 サフィラ ハーツクライ 牝3 松山弘平 ノーザンファーム
池添学(栗東) Lomitas 55kg シクルレーシング
4 5 ガビーズシスター アポロキングダム 牝3 R.キング へいはた牧場
中野栄治(美浦) スペシャルウィーク 55kg 長島和彦
5 6 モリノレッドスター デクラレーションオブウォー 牝3 横山武史 須崎牧場
鈴木伸尋(美浦) ファスリエフ 55kg 森和久
5 7 コスモディナー ダノンバラード 牝3 松岡正海 金石牧場
伊藤伸一(美浦) ヘクタープロテクター 55kg ビッグレットファーム
6 8 ルージュスエルテ ハーツクライ 牝3 横山和生 ノーザンファーム
国枝栄(美浦) Storm Cat 55kg 東京ホースレーシング
6 9 カレンナオトメ カレンブラックヒル 牝3 菅原明良 ミルファーム
小野次郎(美浦 チーフベアハート 55kg ミルファーム
7 10 ブタイトアゲイン Practical Joke 牝3 石橋脩 George E. Bates Trustee
森秀行(栗東) Elusive Quality 55kg インゼルレーシング
7 11 ルージュサリナス キタサンブラック 牝3 R.キングスコート ノーザンファーム
木村哲也(美浦) Not For Sale 55kg 東京ホースレーシング
8 12 テリオスサラ ロジャーバローズ 牝3 戸崎圭太 飛野牧場
高柳瑞樹(美浦) Shamardal 55kg 鈴木江美子
8 13 クイーンズウォーク キズナ 牝3 川田将雅 ノーザンファーム
中内田充正(栗東) Harlington 55kg サンデーレーシング

勝ち馬予想に役立つ!クイーンカップの注目馬分析

サフィア

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
サロミナ Lomitas Niniski 
La Colorada 
Saldentigerin  タイガーヒル 
Salde 

サフィアはこれまで4戦1勝2着1回3着1回2走前のアルテミスSで2着に入り、前走阪神ジュベナイルフィリーズでは1番人気。後方からレースを進めるも、優勝馬アスコリリチェーノに0.7秒差を付けられ4着に敗れています。

サフィラの父はハーツクライ母サロミナはドイツオークス馬、祖母サルデは違う父からもドイツオークス馬のセリエンホルデを輩出。

またサフィラの全兄は朝日杯フューチュリティスS他重賞4勝、皐月賞・ダービー2着のサリオオス、半姉でディープインパクト産駒のサラキアが府中牝馬S勝ち、エリザベス女王杯・有馬記念で2着、同じくサリエラがローズSで2着という良血。

前走は14枠と外枠で、上位3頭はサフィアより外枠で走破距離で不利。また兄姉を考えれば成長力もあり、これからの馬。東京1600mは既にアルテミスSで好走しており、父もスライド走法が多いハーツクライなのでゴール前直線の長い東京なら持ち味が活かせます。前走に比べメンバーも手薄。勝ち負け。

クイーンズウォーク

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ウェイヴェルアベニュー Harlington Unbridled
Serena’s Song
Lucas Street Silver Deputy
Ruby Park

クイーンズウォークはこれまで2戦1勝2着1回新馬戦は11月京都1800mで1番人気の2着前走阪神芝1800m未勝利戦を1番人気で優勝。2着には0.3秒差、2戦共メンバー中最速の33秒台の末脚を繰り出しています。

クイーンズウォークの父はキズナカナダ産の母ウェイヴェルアベニューは米GⅠBCフィリー&メアスプリントの優勝馬で全7勝の活躍馬。クイーンズウォークの半兄でフランケル産駒のグレナディアガーズが朝日杯フューチュリティSと阪神Cを優勝しています。

兄は気性難があり距離の壁がありましたが、父がキズナに代わり1800m戦をこなしているので血の影響力は父から。上りが2戦共33秒台で、スローペースで瞬発力勝負になりやすいクイーズカップに合っています。血統的にも勝ち負け。

アルセナール

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
サンブルエミューズ ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
ヴィートマルシェ フレンチデピュティ
キョウエイマーチ

アルセナールは11月東京芝1600m新馬戦を単勝1.5倍の圧倒的な1番人気で優勝勝ち時計は1分36秒1と遅いものの、上りはメンバー中最速の34秒2。2着に0.2秒差を付けています。

アルセナールの父はエピファネイア。ダイワメジャー産駒の母サンブルエミューズは芝マイルの3勝馬。アルセナールの一つ上でハービンジャー産駒のナミュールが昨年のマイルチャンピオンシップを優勝し、チューリップ賞と富士Sを含め現在5勝。

母系を遡ると桜花賞馬のキョウエイマーチにたどり着き、一族にはBCディスタフ他ダート重賞5勝のマルシュロレーヌ、地方ダート重賞2勝のバーデンヴァイラーがいます。またアルセナールは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます

前走はスローペースで上位陣は全て先行馬。瞬発力の差が出た感じですが、ほぼ同じ一位にいた2着馬も34秒6の脚を使っているので、現状前走の人気程の能力は疑問。また父が仕上がり早のエピファネイアで、距離はもっと伸びた方が良いタイプ。

重賞経験馬との初対戦なので、ペースが上がった時について来られない可能性があります。抑えまで。

サクセスカラー

ロジャーバローズ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
リトルブック Librettist
Cal Norma’s Lady
レインオンザデューン Frankel Galileo
Kind
Hurry Home Hillary Deputed Testamony
Ten Cents a Turn

サクセスカラーは前走1月中山芝1600m新馬戦を3番人気で優勝勝ち時計1分33秒9、上りはメンバー中2番目の34秒9、2着に0.2秒差を付けています。

サクセスカラーの父はディープインパクト産駒のダービー馬ロジャーバローズ。英国産の母レインオンザデューンは未勝利馬。母の半兄ベラミロードが米ダート中距離GⅠ他4勝を挙げています。

前走は外枠不利な中山外回りで1枠1番の先行策がハマった印象。勝ち時計1分33秒9は、前日同じコースで行われた未勝利戦より0.5秒も遅い時計。血統的にも距離はもっと伸びた方が良く、スピード勝負になった時にはついて来られない可能性が大。見送り。

ルージュスエルテ

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
リュズキナ Storm Cat  Storm Bird 
Terlingua 
Lucky Sadler’s Wells
Zummerudd

ルージュスエルテはこれまで3戦2勝。昨年6月東京芝1800m新馬戦は惨敗しましたが、続く9月新潟芝1400m未勝利戦、10月東京芝1400m1勝クラスを連勝。全て単勝1倍台の1番人気で、上りはメンバー中最速。2連勝は逃げ切り勝ちで、2着に0.8秒差以上を付けています。

ルージュスエルテの父はハーツクライ。ストームキャット産駒の母リュズキナは未勝利馬。ルージュスエルテの半兄でディープインパクト産駒のレッドジェネシスが京都新聞杯を優勝し、神戸新聞杯でも2着しています。

連勝のレース振りから母の血のストームキャットの血が濃いか。兄は2400mにも対応しているため、200mの距離延長なら守備範囲。ただしクイーンCで逃げ馬は過去10年で2勝3着1回。2勝は前走を経験している馬。ルージュスエルテではやや分が悪い印象。抑えまで。

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