2022年第39回GⅠホープフルステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年ホープフルステークスの注目馬を分析!

ホープフルステークスの特徴

GⅠホープフルステークスは第5回中山開催7日目に行われる2歳限定芝2000mの馬齢定量戦です。負担重要は牡馬55kg、牝馬54kg。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

地方所属馬は東京スポーツ杯2歳ステークス及び京都2歳ステークスの2着馬に優先出走権が与えられ、またJRA2歳重賞で1着になった馬は出走登録が可能で、最大5頭まで出走できます。

2014年に中山で開催されていた2歳GⅠ朝日フューチュリティーステークスが阪神に移行したのに伴い、阪神で開催されていた芝2000mG3ラジオNIKKEI2歳ステークスを中山で行われていたホープフルステークスに移行。2017年にGⅠに昇格しています。

牡馬クラッシック第1弾である皐月賞と同じコースで行われるため、近年ホープフルステークスを試走とする馬が増えており、中山に移行以後ホープフルステークスを制したレイデオロがダービーを、サートゥルナーリアとコントレイルが皐月賞を制しています。

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2022年ホープフルステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ファントムシーフ ハービンジャー 牡2 福永祐一 谷川牧場
西村真幸 (栗東) Medaglia d’Oro 55kg ターフ・スポート
1 2 ハーツコンチェルト ハーツクライ 牡2 松山弘平 ハシモトファーム
武井亮 (美浦) Unbridled’s Song 55kg グリーンファーム
2 3 シーウィザード ビーチパトロール 牡2 浜中俊 シンボリ牧場
鹿戸雄一 (美浦) メジロベイリー 55kg 岡田牧雄
2 4 セレンディピティ ドゥラメンテ 牡2 武豊 ノーザンファーム
音無秀孝 (栗東) ハービンジャー 55kg 近藤英子
3 5 フェイト リアルスティール 牡2 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) Wiesenpfad 55kg 藤田晋
3 6 グリューネグリーン ラブリーデイ 牡2 M.デムーロ 本間牧場
相沢郁 (美浦) スペシャルウィーク 55kg 斎藤光政
4 7 ボーンイングランデ サトノクラウン 牡2 斎藤新 グランデファーム
吉田直弘 (栗東) ブラックタイド 55kg グランデオーナーズ
4 8 トップナイフ デクラレーションオブウォー 牡2 横山典弘 杵臼牧場
昆貢 (栗東) スピニングワールド 55kg 安原浩司
5 9 セブンマジシャン ジャスタウェイ 牡2 C.デムーロ ノーザンファーム
高野友和 (栗東) メイショウサムソン 55kg 前迫義幸
5 10 ガストリック ジャスタウェイ 牡2 三浦皇成 栄進牧場
上原博之 (美浦) Curlin 55kg 前田幸治
6 11 ドゥラエレーデ ドゥラメンテ 牡2 B.ムルザベエフ ノーザンファーム
池添学 (栗東) オルフェーヴル 55kg スリーエイチレーシング
6 12 モンドプリューム サトノダイヤモンド 牡2 横山和生 落合幸弘
水野貴広 (美浦) シニスターミニスター 55kg 岡田スタッド
7 13 ヴェルテンベルク キタサンブラック 牡2 横山武史 社台ファーム
宮本博 (栗東) フレンチデピュティ 55kg 吉田照哉
7 14 ジェイパームス ジャスタウェイ 牡2 D.イーガン ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) Congaree 55kg エムズレーシング
7 15 キングズレイン ルーラーシップ 牡2 C.ルメール ノーザンファーム
手塚貴久 (美浦) ディープインパクト 55kg サンデーレーシング
8 16 スカパラダイス シルバーステート 牡2 今村聖奈 ヒカル牧場
寺島良 (栗東) グラスワンダー 55kg トライスターレーシング
8 17 ジュンツバメガエシ ジャスタウェイ 牡2 石川裕紀人 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) エリシオ 55kg 河合純二
8 18 ミッキーカプチーノ エピファネイア 牡2 戸崎圭太 野田みづき
矢作芳人 (栗東) ネオユニヴァース 55kg 千代田牧場

勝ち馬予想に役立つ!ホープフルステークスの注目馬分析

ガストリック

ジャスタウェイ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
シビル Wild Again
シャロン
エーシンエポナ Curlin Smart Strike
Sherriff’s Deputy
Wild Gams Forest Wildcat
Diamonds and Legs

ガストリックは東京スポーツ杯2歳Sの優勝馬で2戦2勝前走の勝ち時計1分45秒8は過去10年の東京スポーツ杯2歳S最速。上りも34秒でメンバー中2番目の脚を繰り出しています。

ガストリックの父はジャスタウェイ。米国産のエーシンエポナは中距離の3勝馬。祖母ワイルドジェムズは海外でGⅢ3勝を含む9勝馬。5代先までクロスが無いアウトブリード。

2戦共東京1800m戦で、末脚勝負で勝ち上がっています今回は小回りでスタミナが要求される中山2000m。血統的に距離延長の問題は無く、同じジャスタウェイ産駒のダノンザキッドが同じローテーションでホープルフルSまで3連勝を飾っています。勝ち負け。

グリューネグリーン

ラブリーデイ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ポップコーンジャズ ダンスインザダーク
グレイスルーマー
レディーダービー スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
ウメノファイバー サクラユタカオー
ウメノローザ

グリューネグリーンはラジオNIKKEI杯京都2歳Sの優勝馬で、3戦2勝3着1回。前走のラジオNIKKEI杯京都2歳Sは5番人気で逃げ切り勝ち。勝ち時計2分5は過去10年で同レース最速です。

グリューネグリーンの父は宝塚記念・天皇賞秋を制したラブリーデイ。スペシャルウィーク産駒の母レディーダービーは未勝利馬。祖母はオークス馬のウメノファイバーで、グリューネグリーンの半兄でジャングルポケット産駒のヴェルデグリーンがオールカマー、AJCCと重賞2勝を含む7勝。

またグリューネグリーンは血統内にサンデーサイレンスの3×4の濃いクロスを持ちます。血統的に適距離は2000~2400mで、父のダンスインザダーク、トニービンの血が入っており、前走早い時計で逃げ切っていることからもスタミナは豊富

中山芝2000mとコースが似ている阪神芝2000mを経験しているのは強み。今回も逃げが予想されます。前走は5番人でマークされずに行けたことが勝因で、今回は他馬の目標にされる可能性が大また前走2着馬とは頭差しかありません。抑えまで。

ハーツコンチェルト

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
ナスノシベリウス Unbridled’s Song Unbridled
Trolley Song
Cradlesong Pine Bluff
Happy Tune

ハーツコンチェルトはこれまで2戦1勝3着1回前走東京スポーツ杯2歳Sでは1番人気メンバー中上り最速の33秒8の脚を繰り出しても、出遅れが響き届かず。2戦共上りは33秒台を繰り出しています。

ハーツコンチェルトの父はハーツクライ。アンブライドルズソング産駒の母ナスノシベリウスは芝マイルの3勝馬で、産駒は全て中央で2勝以上を挙げていますが、目立った活躍は出ていません。血統内にヘイローの3×5の濃いクロスを持ちます。

ハーツコンチェルトの全姉ナスノシンフォニーが3勝、アレグロモデラートが2を挙げていますが、オープンまでには出世していません。

2戦共33秒台の末脚を駆使していますが、ゴール前直線が長い中京・東京コースでのもの。ハーツクライ産駒なので距離延長は好材料も、スライド走法が多く、ゴール前直線が短い中山では加速がし難く脚を余す可能性が。またホープフルSでは過去3着だった馬は3着が最高。抑えまで。

ミッキーカプチーノ

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
スティールパス ネオユニヴァース サンデーサイレンス
ポインテッドパス
ロイヤルペルラ ブライアンズタイム
スターマイライフ

ミッキーカプチーノは2戦2勝2戦とも芝2000m戦で、前走中山芝2000m1勝クラスを1番人で優勝。勝ち時計1分59秒1はこの時期としては早く、上りはメンバー中2番目の34秒6、2着には0.6秒差をつけています。

ミッキーカプチーノの父はエピファネイアネオユニヴァース産駒の母スティールパスは地方GⅢ勝ちがある6勝馬。母の半妹でマンハッタンカフェ産駒のトレンドハンターがフラワーカップを制し、桜花賞で3着しています。

父、母の父ともスタミナ豊富。血統内にサンデーサイレンスの4×3、ロベルトの4×4の濃いクロスを持ちます

本レースと同じ舞台の中山2000mを経験しているのは強み。レース中盤からペースを押し上げている競馬をしているように、スタミナと長くいい脚を使え、脚質的に中山も向き。他の有力馬が瞬発力を武器にしているため、早めの競馬でスタミナ勝負に持ち込めれば勝ち負け。

ファントムシーフ

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili 
Penang Pearl Bering
Guapa 
ルパンⅡ Medaglia d’Oro El Prado
Cappucino Bay
Promising Lead デインヒル
Arrive

ファントムシーフはこれまで2戦2勝前走中京芝2000mOPを2番人気で優勝勝ち時計2分2、上りは33秒5でメンバー中最速、2着に0.3秒差を付けています。

ファントムシーフの父はハービンジャー。米国産の母ルパンⅡは未勝利馬。祖母プロミッシングリードは愛国中距離GⅠの優勝馬。母系は海外でGI馬を多数輩出し、父ハービンジャーの父ダンジリもこの系統。

血統内に大種牡馬デインヒル、5頭のGⅠ馬を生んだハシリの3×3の濃いクロス、さらにノーザンダンサーの5×5×5×5のクロスがある異色の配合です。

脚質的にも中山向き。ただしホープフルSはノーザンダンサー系との相性は悪く、過去10年で2着1回3着1回。この2頭も母の父はサンデーサイレンス系なので、サンデーサイレンスの血を持たないファントムリーフには嫌なデータ。血統的も重く、距離はもっと伸びた方が良いタイプ。抑えまで。

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